2010年6月16日水曜日

平成23年度品川区協働事業提案の課題

15日、品川区の平成22年度協働事業提案制度の説明会に出席してきた。7,8名で寂しい感じがしたが、18日もあるのでぜひ、大勢の方に興味をもってもらいたいものだ。
いつものように、品川区と協働をしたい自らの独自提案もあるが、ここでは、行政からの仮題を紹介しよう。
(1)「地域が主体となった支え合いのしくみづくり=福祉有償運送事業」(高齢者福祉課)
 品川区に在住の在宅要介護高齢者や障がい者を、居宅からの外出に際し、自家用車を活用した移送サービスを有償で実施する。
 事業は品川区内で、利用者から実費を徴収できる。実施主体はNPO法人(もしくは公益法人)で事業採択されたら、関東陸運局に登録が必要。福祉有償運送の実績とか、運営体制(車両運行台数、事業収支見込、対象エリア、人員体制、運転者要件)と車両管理方法、利用者需要の把握方法、利用料金の考え方で、かつ継続性と地域密着性における工夫した点がポイントだ。

(2)認知症予防プログラムの知識・意識に関する普及と啓発=高齢者の認知症予防事業(品川区保健所)
 主として65歳以上の区民を対象に、既に研修を積んだファシリテーターを起用して講習会の開催と認知度測定テストの実施。その後の予防プログラムへの動員と実施。参加者の仲間づくりを進め、高齢者の日常生活活動の促進、生きがいづくりを目指す事業。
 具体的には、
 ①荏原と大井地区で一般区民を対象にした講習会を計2回開催。地域の諸団体に呼びかけ、依頼に応じてファシリテーターを起用して講習会を開催する。
 ②参加者を対象に予防プログラムの説明会を開催し、3つの予防プログラムにファシリテーターを配属させプログラムの運営を行う。更に、参加者の仲間づくり「自主グループ」化を進める。

(3)高齢者の住み替え支援=住み替え相談事業(都市計画課住宅運営係)
 モデル地区(八潮団地と荏原地域)の住み替え推進。セミナー・個別相談、PR活動。
 八潮団地の広い居住スペースに住む一人住まい高齢者宅へ新規に子育てファミリーが入居し。当該高齢者は、荏原地区の防災のために建て替えした日常生活が便利な家に移り住むことを推進する相談事業。

(4)男女共同参画推進フォーラム2011の開催(人権啓発課男女共同参画)
 平成23年6月ないしは11月に実施。250人以上を集めて、シンポジウム、講演会、啓発映画上映、ワークショップ、展示などを開催する。

(5)家庭に、地域に、男性向けワークライフバランスの啓発=配偶者によるDVをなくす講座開催
 30名以上、全3回の講座を1回だけ開催する。できるだけ若い世代の男性に早い時期に気づいて欲しいと考えている。楽しんで参加でき、地域との関りを継続できる内容がいい。

品川区の地域振興基金の助成を受ける!

品川区には、市民の有志の方々が地域活動する団体の自立を支援するために寄付をされた「地域振興基金」というのがある。その公募があったので、私たちNPOの中のワーキンググループ「健生しながわ」が応募した。
ワーキンググループの主メンバーは健康生きがいづくりアドバイザーで、シニアのセカンドステージにおける健康と生きがいづくりをテーマに活動を拡げようとしている。設立が半年前でヨチヨチもいいところだ。今回は、シニアの地域活動参画には、その誘い手が欠かせないのにも拘わらず、少ないのが実情である。また、既存の地域活動団体の町会・自治会・諸社会貢献活動組織やNPOは新しい担い手を期待しているが、組織をかきまわされてはと心配する。また、互いに連携しながら「協働」したいと考えるのだが、考えなどがあうかどうか危惧してなかなか前に進まない。
 そこで、体系的に学んで、共通の認識に立てば、互いの相違を前提に、目指す目的に沿って活動を盛り上げられると考えて、今回提案したのである。
承認された事業は、「地域活動をすすめるプロデューサーの人材養成講座」である。講座受講者には2万円の受講料を負担してもらうが、そのほかの諸経費の応援を願ったわけだ。また、地域諸団体が連携したり、新しい担い手にチカラを発揮してもらうためにも共通に学んでおくこと意義を講演とパネルディスカッションして、参加者と一緒に考える企画も進める。
ゆくゆくはこうした活動を事業として自立し、住み続けたい品川区、高齢者が安心して元気な社会の実現に寄与していきたい願うのである。
今後の予定はつぎのとおり
■9月18日(土) シンポジウム(仮題)「高齢社会と地域活動の課題と展望」
■11月6日(土)、13日(土)、20日(土) 地域プロデューサー養成講座開講
逐次、準備の模様などを紹介していくので、お見逃しなく!!

地域中間支援機関 人材育成・機能強化プログラム

今年、NPO法人CBサポートセンターの後押しで、地域中間支援機関人材育成・機能強化プログラムという企画に挑戦する。全国で6団体である。いい活動ができているから選ばれたのではなく、未熟で頼りないから選ばれたのである。もちろん、志が元気であるからなのは言うまでもない。
前年チャレンジした団体を今年もハンズオン支援していくというから、CBサポートセンターは親切この上ない。(実は今年3月の成果発表会を聞いて、ぜひやりたいと思ったのがきっかけだ)
プログラムは「CBマイスター」を養成する講座で、「CB創業編」と「地域コーディネート編」からなる。
この情報については、このブログなどで逐次案内をしていくので、見逃さないで欲しい。
しっかりと準備をこなしながら講座開講に向けて進めていく。
今後の予定(あくまでも予定)は次のとおり。
■7月1日、永沢先生と基礎研修を実施
「講師スキルアップ研修」を経て、実践研修だ。
■9月18日(土) プログラム説明会開催。品川区中小企業センター大会議室
 8月に詳細を発表、参加募集を行う予定。
■10月15日(金)、22日(金)、29日(金) CB創業編講座
■11月26日(金)、12月3日(金)、10日(金) 地域コーディネート編講座
講座の会場は、今年8月にオープンする武蔵小山の創業支援センターを考えているがとれるかどうかはまだ定かではない。当施設は2,3階に託児施設があるので、活用できると都合がいいと思う。