2009年1月4日日曜日

花のお江戸はコミュニティビジネスで花盛り


二日に上野は国立博物館に行ってきました。二時半から博物館の玄関で野外講演があったので、見てきました。べらんめぇ調の軽妙な語りで新年初笑いを頂戴しました。
 噺は江戸の昔から戦前、戦後まで続いていた「モノ売り」の口上でした。次から次へと当時の風俗を交えながら身振り手振りで話されました。無店舗販売が多かったんですね。
・正月の初夢に「七福神」が刷られた紙の販売。
・戸田の堤に咲いていた桜草を摘んで江戸見物がてらに販売
・柳の小枝の下を削って、月日の経過を知らせる?のを販売(売っちゃうの?)
・鼻くそまるめて万金胆!薬売り
・なんとかは大和の国・・・色が黒いが味みておくれ!黒くて貰い手なけりゃ、山のカ烏は後家ばかり・・・七色唐がらし
風俗では、江戸が綺麗なわけのひとつに、燃える木っ端は集めると風呂屋が買ってくれたそうだ。江戸時代は捨てるものがないって言ってた。私も前に聞いたのは、長屋の糞尿を集めて農家に売り、農家は肥やしにして作物を作り、作物の一部を長屋の大家に分け、大家は長屋の住人に分け・・・(長屋の住人はまた糞を・・・)究極のリサイクルだ!
 してみると、江戸時代は生活を楽しむアイディアとアイディアを洒落で買う粋が同居してたんだねぇ。私たちが広げようとしている「コミュニティ・ビジネス」っていうのは、ここのところを大事にしたほうがいいと思うんだ。暮らしを便利にする、明るくする、楽しくする知恵と工夫。それを「よく考えたね、買ってやろう」という洒落心遊び心。「コミュニティ・ビジネスで町づくり」というところの心がそこにあるように思えてきた。「売れる?」とか「売れそうにない」とかだけを口にしては前にち~とも進まない。自分のツボにはまったことは面白くて仕方がない。ここんとこせちがらい世の中だからこそ、洒落心と遊び心がシーズのビジネス!コミュニティ・ビジネスじゃん!

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